パリ3泊4日コース:エッフェル塔からモンマルトルまでの王道ルート
パリはなぜ3泊4日がちょうどいいのか
パリは名所が街のあちこちに散らばっているように見えますが、実際にはセーヌ川を中心に左岸と右岸、そして北の丘(モンマルトル)に大きく分かれています。地図だけを見て、1日にエッフェル塔とモンマルトル、ルーヴルを全部詰め込もうとすると、メトロで時間を使い切ってしまいます。
3泊4日は、パリの見どころをエリアごとにまとめて無理なく回るのにちょうどいい日数です。初日は到着と周辺の観光に、2日目・3日目はそれぞれ一つの軸(エッフェル塔エリア、ルーヴル・シテ島エリア)をしっかり回り、4日目はモンマルトルと午前の予定を済ませてから移動する、という組み立てが一番安定します。
この記事では、名所を百科事典のように並べる代わりに、はじめてのパリ旅行者がそのまま歩いてたどれるように、「何日目にどんな順で、どう移動しながら回るか」という日ごとのルートのシナリオに焦点を当てました。パリの総合的な情報が必要なら、シティガイドもあわせて参考にしてください。
1日目:到着と凱旋門・シャンゼリゼ
到着時間にもよりますが、午後に入国すると仮定すると、初日は宿のチェックイン → 凱旋門 → シャンゼリゼ通りの順に軽く歩くのがおすすめです。フライトの疲れが残っているので、初日は無理をしないことが肝心です。
空港から市内へ
- シャルル・ド・ゴール空港(CDG):RER B線で市の中心部まで約40〜50分。料金は片道およそ11〜12ユーロです。荷物が多いなら、空港バス(ロワシーバス)やタクシー(定額約55〜62ユーロ)も選択肢になります。
- オルリー空港(ORY):オルリーバスやトラム・メトロの乗り継ぎで、市内まで30〜45分ほどかかります。
凱旋門
ナポレオンの戦勝を記念して建てられた凱旋門は、パリ中心部のシンボルです。階段を上って展望台に立てば、12本の大通りが放射状に伸びる星形の広場を一望できます。展望台の入場料はおよそ13〜16ユーロほどです。
シャンゼリゼ通り
凱旋門からコンコルド広場の方向へと続くシャンゼリゼは、カフェや店が立ち並ぶパリを代表する通りです。ゆっくり歩いて初日の雰囲気を味わい、夜は近くのビストロで軽く締めくくるのにちょうどいい場所です。
2日目:エッフェル塔・セーヌ川・オルセー
2日目は、パリといえば思い浮かぶエッフェル塔を中心にセーヌ川の左岸を一つの軸としてまとめて回ります。エッフェル塔、オルセー美術館、セーヌ川クルーズがすべて川沿いにつながっているので、歩きか短いメトロ移動だけで1日をしっかり満たせます。
午前:エッフェル塔とトロカデロ
エッフェル塔の写真は、川の対岸にあるトロカデロ広場から撮るのが定番です。広場から塔全体が正面に収まります。そのあと橋を渡り、エッフェル塔の下のシャン・ド・マルス公園へ移動します。展望台は階によって料金が異なり、おおよそ中間階の階段が約11〜14ユーロ、最上階のエレベーターが約26〜29ユーロほどです。人気が高いので、訪れる予定ならオンライン予約をおすすめします。
午後:オルセー美術館
かつての鉄道駅を改装したオルセー美術館は、印象派のコレクションで有名です。モネ、ルノワール、ゴッホの代表作を見ようとする旅行者でいつも混み合うので、午後の遅めの時間帯や予約入場を活用すれば待ち時間を減らせます。入場料は約14〜16ユーロです。
夜:セーヌ川クルーズ
日暮れどきにセーヌ川の遊覧船(バトー・ムーシュなど)に乗ると、エッフェル塔、ノートルダムの外観、ルーヴルが水路に沿って次々と流れていきます。毎正時にきらめくエッフェル塔のライトを川の上から見る瞬間は、パリ旅行のハイライトに数えられます。乗船料は約15〜18ユーロです。
- 移動のヒント:エッフェル塔 → オルセーは、川沿いを徒歩25〜30分、または RER C線で一駅です。天気が良ければ、歩きながら川辺の景色を楽しみましょう。
3日目:ルーヴル・シテ島・マレ
3日目は、セーヌ川の右岸と川の中央にあるシテ島をまとめて、ルーヴル → シテ島(ノートルダム・サント・シャペル)→ マレ地区の順に回ります。3か所が徒歩圏でつながっていて、1日でこなしやすいルートです。
午前:ルーヴル美術館
世界最大級のコレクションを誇るルーヴルは、1日かけても見きれません。初めての訪問なら、モナ・リザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケといった主要作を中心に2〜3時間のコースを組むのが現実的です。入場料は約22ユーロで、ガラスのピラミッドの入口は混み合うので、オンライン予約をして指定時間に入るほうがよいでしょう。
午後:シテ島
ルーヴルから川を渡ると、パリ発祥の地シテ島です。火災の復旧工事を経たノートルダム大聖堂は外観を中心に見て回り、ステンドグラスが美しいサント・シャペル(入場料約11〜13ユーロ)もあわせて見るとよいでしょう。近くのポンヌフ橋もパリで最も古い橋で、写真スポットです。
夜:マレ地区
狭い路地にセレクトショップやカフェ、ファラフェルの店が集まるマレ地区は、パリの洗練された夜を楽しむのにぴったりです。ヴォージュ広場のあたりを散歩し、ファラフェルやビストロで夕食を締めくくりましょう。
4日目:モンマルトルと出国
最終日は、午前中にモンマルトルの丘を回り、フライトの時間に合わせて空港へ移動するという組み立てが安定します。重い荷物を持って遠くまで動くのは避け、午前の予定は軽めにしましょう。
午前:モンマルトルの丘
パリ北部の丘に位置するモンマルトルは、芸術家たちの街として有名です。
- サクレ・クール大聖堂:白いドームが印象的な聖堂で、階段の前の広場からパリの街並みが足元に広がります。入場は無料です。
- テルトル広場:似顔絵を描いてくれる街の画家たちが集まる小さな広場です。
- 路地の散策:坂道や階段、こぢんまりとしたカフェが連なり、歩くだけで絵のような風景です。
空港への移動
国際線は出発の2〜3時間前に空港へ到着するのが安全です。税金の払い戻し(タックスリファンド)、荷物の預け入れ、保安検査まで、思ったより時間がかかります。CDG は市内からやや遠いので、RER の移動時間(約40〜50分)も加えてゆとりを持って計算してください。
余裕があれば:ヴェルサイユ日帰り
4日よりもう1日でも長く滞在できる、あるいはパリ再訪なら、ヴェルサイユ宮殿の日帰りを入れてみる価値があります。豪華な宮殿内部と鏡の間、果てが見えない庭園まで、半日から1日を要する大きなコースです。
- 移動:RER C線に乗ってヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ(Versailles Château Rive Gauche)駅まで約40〜50分、駅から宮殿までは徒歩10分ほどです。
- 入場料:宮殿+庭園の共通券でおおよそ20〜30ユーロほどで、シーズンや噴水ショーの有無によって変わります。
- ヒント:午前の早い時間に出発すると、人混みが少なくてすみます。庭園がとても広いので、歩きやすい靴は必須です。
ヴェルサイユを入れるなら、上の3泊4日のルートからモンマルトルかオルセーのどちらかを別の日に移して、負担を分けるのがおすすめです。
パリの交通と予算ガイド
パリ市内の移動の基本はメトロ(地下鉄)です。路線が細かく張り巡らされていて、ほとんどの名所が駅から近く、Google マップのアプリに出発地・到着地を入れるだけで乗り換えや料金まで案内してくれるので、大きく心配する必要はありません。
交通チケット
- ナヴィゴ・イージー(Navigo Easy)カード:チャージ式の交通カードで、1枚ずつの紙のきっぷより便利で、紛失のリスクも少なめです。単品の乗車券を複数枚入れて使えます。
- 1回券(t+ チケット):メトロ・バス1回の移動で約2.10〜2.50ユーロほどです。1日に何度も乗るなら、カードに複数枚チャージしておくほうがよいでしょう。
- 空港との接続:CDG・オルリーは別料金区間なので、市内チケットとは異なります。到着・出発の片道券を事前に確認してください。
3泊4日のおおよその予算(1人あたり)
- 航空券:シーズンによって80〜150万ウォン台(直行・経由・時期の差が大きい)
- 宿泊:3泊で30〜80万ウォン(ホステル〜中級ホテル)
- 食費:1日40〜70ユーロ
- 交通費:1日8〜12ユーロ
- 入場料・買い物:個人差が大きいものの、ゆとりを持って10〜20万ウォン
為替レートによって体感コストが変わるので、出発前にユーロのレートを確認して予算を組むのがおすすめです。散らばった情報を一つにまとめて計画したいなら、myTravel でパリ旅行の日程を作ることから始めてみてください。目的地と日付を入れると、1日単位で整理された下書きを受け取り、この記事のルートに合わせて自分の好みに整えられます。