ロンドン3泊4日コース:ビッグベンから大英博物館までの王道ルート
ロンドンに3泊4日がちょうどいい理由
ロンドンは見どころが街のあちこちに散らばっているため、いざ日程を組もうとすると、ビッグベン、大英博物館、タワーブリッジ、バッキンガム宮殿と行きたい場所が次々に出てきて、かえって途方に暮れてしまいます。しかも一つひとつの名所が大きく、一か所で半日があっという間に過ぎることもあります。
3泊4日は、ロンドンの主要エリアを無理なく回るのにちょうどいい期間です。初日は到着と近場の観光、2日目・3日目は丸一日市内を回るのに使い、最終日は午前中の予定のあと空港へ向かう構成が安定しています。ロンドンのコツはエリアをまとめて回ることですが、幸い主要な名所が川沿いと地下鉄の路線に沿っていくつかのかたまりに集まっているので、ルートを組むのはそれほど難しくありません。
この記事では、日別にエリアをまとめた実用的なルートを中心に整理しました。ヒースローでもガトウィックでも、どちらの空港から入ってもそのまま使える構成です。
1日目:空港到着とウェストミンスター
到着時間によりますが、午後に着くと仮定すると、初日はホテルのチェックイン → ウェストミンスター一帯を軽く回るのがおすすめです。ロンドンに来たことを実感させてくれる象徴的な風景が、このエリアに集まっています。
空港から市内へ
- ヒースロー空港:地下鉄ピカデリー線で市内中心部まで約50分〜1時間。ヒースロー・エクスプレスならパディントン駅まで約15分と速いですが、運賃の差が大きいです。
- ガトウィック空港:ガトウィック・エクスプレスや普通列車でヴィクトリア駅まで約30〜45分です。
ビッグベンと国会議事堂
テムズ川沿いにそびえるビッグベン(エリザベス・タワー)と国会議事堂は、ロンドンの顔とも言える場所です。ウェストミンスター橋の上からは、時計塔と川、ロンドン・アイを一つのフレームに収められるので、初日の記念写真にぴったりです。
ウェストミンスター寺院
歴代の王の戴冠式や王室行事が行われるウェストミンスター寺院は、徒歩で数分の距離です。内部は有料の見学ですが、時間の限られる初日なら、外観と周辺を眺めるだけでも十分です。
ロンドン・アイ
川の対岸には大観覧車のロンドン・アイがあります。一周に約30分かかり、夕暮れどきに乗るとテムズ川とウェストミンスターの夜景を一緒に楽しめるため、人気があります。初日の夜は、この川沿いの散歩で軽く締めくくるのがおすすめです。
2日目:バッキンガム宮殿・トラファルガー・ソーホー
2日目はバッキンガム宮殿 → セント・ジェームズ・パーク → トラファルガー広場 → ソーホー・コヴェント・ガーデンを一本の線でまとめて歩きます。互いに徒歩圏でつながっているので、1日で充実して回れる代表的な市内ルートです。
午前:バッキンガム宮殿と衛兵交代式
英国王室の公式な住まいであるバッキンガム宮殿は、宮殿前の広場で衛兵交代式を見られることで有名です。交代式は毎日行われるわけではなく、曜日や季節によって日程が変わるので、訪れる前に公式スケジュールを確認し、開始時刻より余裕を持って到着して良い場所を確保するのがおすすめです。
セント・ジェームズ・パーク
バッキンガム宮殿のすぐ隣に続くセント・ジェームズ・パークは、湖と芝生が調和した王立公園です。衛兵交代式の人混みを避けてひと休みするのにちょうどよく、公園を横切って歩くと自然にトラファルガー方面へつながります。
午後:トラファルガー広場とナショナル・ギャラリー
ネルソン提督の記念柱が立つトラファルガー広場は、ロンドンの中心となる広場です。広場に面したナショナル・ギャラリーは常設展の入場が無料なので、ゴッホやモネといった巨匠の作品を気軽に鑑賞できます。すべてを見るには1日でも足りないので、あらかじめ見たい作品を数点決めて回るのがおすすめです。
夜:ソーホーとコヴェント・ガーデン
トラファルガーから北へ歩くと、劇場街とグルメ店が集まるソーホー、そして大道芸で有名なコヴェント・ガーデンが現れます。夜はこの一帯でパブ料理や世界各国の料理を楽しんで締めくくり、余裕があればウエスト・エンドのミュージカルを一本添えるのもいいでしょう。
- 移動のヒント:この日のルートはほとんど徒歩でつながります。歩く距離がそれなりにあるので、歩きやすい靴は必須です。
3日目:シティ・タワーブリッジ・セントポール
3日目は、ロンドンの歴史が凝縮されたシティ・オブ・ロンドン一帯を回ります。セントポール大聖堂 → ミレニアム・ブリッジ → ロンドン塔 → タワーブリッジの順に川沿いへ続くルートなので、地図を見るだけでも迷いにくいです。
午前:セントポール大聖堂
雄大なドームが印象的なセントポール大聖堂は、ロンドンのスカイラインを代表する建築物です。内部の見学とドームの展望台は有料ですが、階段を上って見下ろすロンドン市内の眺めは見事です。大聖堂の前からミレニアム・ブリッジを渡ると、テート・モダン美術館の方面へもつながります。
昼:川沿いを歩いてロンドン塔へ
セントポールからテムズ川の北岸に沿って東へ歩くと、ロンドン塔にたどり着きます。王室の宝物と長い歴史を秘めた要塞で、中をしっかり見るには2時間ほど見ておきたいところです。赤い制服の衛兵によるガイドツアーをあわせて利用すると、理解がぐっと深まります。
午後:タワーブリッジ
ロンドン塔のすぐ隣にあるタワーブリッジは、ロンドンを象徴する跳ね橋です。橋の上を歩くこと自体は自由に楽しめ、ガラス床の通路がある上部の展示館は有料です。船が通るときに橋が開く場面を見たい場合は、開閉のスケジュールを前もって確認してみてください。
4日目:大英博物館と出国
最終日は大英博物館を見学したあと空港へ移動して締めくくります。フライトの時間に合わせて、重い荷物を持って遠くまで移動するのは避け、ホテルや空港のルートに近い場所で予定を組むのがおすすめです。
大英博物館
世界最大級の博物館である大英博物館は入場が無料です。ロゼッタ・ストーン、エジプトのミイラ、パルテノン彫刻など、教科書で見た遺物がずらりと並んでいるので、時間が少なくてもハイライトだけを選んで回るのがおすすめです。すべてを見るには1日でも足りないため、見たい展示室を前もって決めてルートを組むことが肝心です。
- 代表的な遺物:ロゼッタ・ストーン、エジプトのミイラ展示室、パルテノン・ギャラリーは見逃すのが惜しい場所です。
- 鑑賞のヒント:午前の開館直後は比較的空いています。最終日の午前の時間を活用すると、人混みを避けやすいです。
空港への到着時間
国際線は出発の2〜3時間前に空港へ着いておくと安心です。免税の払い戻しや荷物の預け入れ、保安検査まで、思ったより時間がかかるので余裕を持ちましょう。ヒースローは地下鉄でも行けますが、移動に1時間前後かかるので、博物館から空港までの時間を余裕を持って計算するのがおすすめです。
ロンドンの交通と予算ガイド
ロンドンの旅行者がまず押さえておきたいのが交通手段です。地下鉄(チューブ)とバスがきめ細かくつながっているので、ほとんどの名所は公共交通で無理なくたどり着けます。
交通カード
- オイスターカード:チャージ式の交通カードで、地下鉄・バス・一部の列車まで使えて最も無難です。1日に一定額以上使うとそれ以上運賃がかからない1日上限(キャッピング)が適用されるので、何度も移動しても負担が少なめです。
- 非接触決済カード:海外で使えるクレジット・デビットカードやスマートフォンの簡単決済を、そのまま改札にタッチして乗ることもできます。オイスターと同じように1日上限が適用される場合が多く、別途カードを買わずに利用したい旅行者に便利です。
ロンドンの地下鉄は路線がいくつにも分かれて複雑に見えますが、地図アプリに出発地と到着地を入れれば乗り換えや所要時間まで案内してくれるので、大きく心配する必要はありません。
3泊4日のおおよその予算(1人あたり)
- 航空券:シーズンによって差が大きいです。繁忙期にはかなり上がるので、早めに調べておくのがおすすめです。
- 宿泊:ロンドンは物価が高めなので、立地やグレードによって差が大きいです。地下鉄の駅に近い宿は移動に有利です。
- 食費:パブ・スーパー・レストランのどれを利用するかによって、1日の支出が大きく変わります。
- 入場料:大英博物館やナショナル・ギャラリーのような無料の名所をうまく活用すると、観覧の費用を抑えられます。有料の場所(ロンドン塔・タワーブリッジ展示館など)は前もって選んで予算を立てておきましょう。
為替レートによって体感する費用が変わるので、出発前にポンドの為替を確認して予算を立てるのがおすすめです。散らばった名所の情報を一つにまとめて計画したいなら、myTravel でロンドン旅行の日程を作ることから始めてみてください。目的地と日付を入れれば1日単位で整理された下書きを受け取れて、この記事のルートと合わせて調整でき、必要なら AI で細かい日程を調整することもできます。